みなとみらいの電飾さん。

国語科に関することを書いています。詩も投稿しています。ほとんど備忘録ブログです。

【詩】霧雨の街

この 痩せた小柄な風貌だろうか

この 弱そうな第一印象だろうか

理不尽な人たちがよってたかって

自分を軽く見る理由は

 

軽く見られる

ことを

極度に嫌う

ことを

前面に

押し出すと

我慢が

足りない

プライドが

高い

と言われ思われ いや

思われそうで 

というのが世界の正解

そんな風が吹く街並みだから

涙から塩が抜けて

霧雨と混じる

 

じゃあ 大柄になりましょうか

じゃあ 常に喧嘩を売って歩きましょうか

できないってわかっててよってたかるんだから

塩も撒けない はい 終了

鬱陶しい 霧雨

霧雨と混じる

気の抜けた 涙よ