みなとみらいの電飾さん。

国語科に関することを書いています。詩も投稿しています。ほとんど備忘録ブログです。

【詩】ハンカチを投げつける神様

赦せないから 赦さないでいたのだ

簡単に赦してたまるものか

赦したら 悔し涙を詰め合わせたあの毎日に顔向けできない

ドクダミの香りをわざと嗅いでいるように

欠けた印鑑に八つ当たりしているように

赦さないでいたのに

 

神様がハンカチを投げつけてきて

赦せないあなたを赦せと言うんです

そんな日が急に来たんです

 

神様には逆らえなくても 大丈夫 

赦せないなら 赦さなきゃいい

赦して 赦さなきゃいい

だって 知ってる?

いつだって守られるべきものは

自分が一番よく知っているんだってさ