みなとみらいの電飾さん。

国語科に関することを書いています。詩も投稿しています。ほとんど備忘録ブログです。

『読む文化をハックする~読むことを嫌いにする国語の授業に意味があるのか~』

 

(p.3)「ティンカラー」…素材を直接いじくりまわして遊ぶ人・試行錯誤を繰り返して探求する人のこと。「ティンカリング」、キーワードだ。

 

〇日本の実情も踏まえて書かれているから、「訳者コラム」が面白い!

(p.80)一律の教材ではなくて、生徒が選択したテキストを使って、さまざまな「特定のスキルや方法」を教えていこうとする。「特定のスキルや方法」の具体例は…

【スキル】文学:題名、設定、人物、冒頭と結末の関係、場面構成、語り手、視点、説明、描写、会話、伏線、色彩、比喩・象徴など

【方法】問いをもつ、推測する、視覚化する、構造を理解するなど

 

(p.106)学級文庫においてある本がなくなる問題。ある程度の覚悟。「自分よりも(持ち去った人にとってその本が)必要だから」共感。もちろん持ち去られ方によるんだろうが。

学級文庫、すぐに手が届き、すぐに目に入る場所に位置付けたい。現状は、棚の中、ロッカーの中。どうしても日常に入っていかないんだよなあ…国語室ほしいなあ…。

 

(p.128)読書感想文がディスられている…。どのようにしていったら(変革していったら)読書感想文の意義に辿り着けるか、新たな研究テーマだ

 

(p.132)評価と評定は違う!!!に対してすっきりした答えをすっきり述べている訳者コラム

 

(p.156)校内放送でブックトーク、いいね

 

(p.183)もちろん全部とは言わないけど、教師が「うん、これはいいよね!!いいんだよね!!」と思えるものを教材にできたら、伝えたいという気持ちからスタートできて、冷静に、かつ情熱的に授業できるのになあ。教科書は必ずカバーしなきゃっていうのは迷信だよなあ。