勉強会がきっかけで「藤川幸之助」という詩人の詩と出逢った。元・小学校の先生とのこと。
※父の遺言でしかたなく始めた認知症の母の介護。24年にもわたる介護の日々のなかで、「なんで俺が」という気持ちは、いつしか人を思いやる優しさに変わった...。時にやりきれない介護の苦悩や葛藤をありのまま綴った著者の言葉が、介護する方をやさしく癒す珠玉の詩集。
「双六」「手帳」「扉」を読んでみた。
修論を執筆しながら、「詩とは何か」とよく考えた。人によって「詩」へのイメージが違っていることが本当に面白かった。響く詩の「種類」、種類って言うのかな、「カテゴリー」、うーん、カテゴリー?が、本当に人によって違っていて。
自分なんかは、幸せを綴った詩はあまり響かない質なんだけれど、ポジティブな言葉が並んでいる詩にはげまされるという人もいるし。自分がいざ詩を書くと、幸せ系のものも、苦しさから出る本音も綴っていたりするし。でも、「詩」「ポエム」の世間的なイメージは、後者の方だったりするし。相棒でも「詩」が取り上げられたけど(season7「天才たちの最期」とseason20「詩集を売る女」)、どちらも後者のイメージで作られた話だったし。
いろんな詩を読んでみて、書いてみて、自分なりの詩の形を創っていく。詩というものの教材としての効果は、まだまだ明らかになっていない部分がありそうだ。